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2009年2月

2009年2月 2日 (月)

寺島レコードに注目

Img_2072 「寺島レコード」が軌道に乗ってきた。07年の第1弾「アローン・トゥゲザー/松尾明トリオ」はジャズシーンに大きなインパクトを与え、寺島氏の思い入れが凝縮された作品として絶賛された。「音作り」「ジャズスタイル」「ジャケット作り」の3本柱は氏の個性を反映しメジャーでは出せない手作りの作品がうり。とかくシリアスを売り物にした観念先行なジャズに高い関心が集まりがちだが寺島ジャズの魅力はジャズの楽しさ、スイングの伝統をいかし観念性を廃して人間の喜怒哀楽を率直に表現した愛着度満点の作品作りが特長。最新作「melancholy serenade/YASUHIRO TAKAHASHI with AKIRA MATSUO Trio」もその路線を往くアルバム。メンバーは松尾トリオにベテランテナー奏者の高橋康廣が加わったワンホーンジャズ。1001の譜面をトレースするかのようにフェイクを押さえてストレートにメロディの深層にせまる。そこには高橋のいぶし銀の極上のサウンドが支配する。バッキングは松尾トリオの安定感が華を添える。全11曲でオリジナルはなく古いスタンダードに埋もれて一般化していないいい曲が並びいい雰囲気を出している。これは紛れも無くジャズの一翼を担う作品。

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