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2008年10月12日 (日)

ワンホーンが似合うベニー・ベイリー

Img_1965 長く欧州を拠点に魅力的なアルバムを数多く残したトランペッターのベニー・ベイリー。晩年はドイツのレーベルを中心ワンホーンによる演奏が多くある。今回はそのワンホーンのアルバムから「BENNY BAILEY/FIRM ROOTS」。メンバーはBenny Bailey(tp),Wolfganb Kohler(p),Frits Kriss(b),Clarence Becton(ds)のカルテット。ベイリーとは何回かセッションを行っているメンバーもいる。ベイリーのトランペットは力みが無く温か味のある音色といぶし銀のミュートに特長がある。モダンの鋭いアタックや革新性には欠けるもののリラックスしたぬくもりのあるサウンドは比類がない。ここでもマイペースで寛ぎの味とモダンなハードドライブの一面をのぞかせてベテランの魅力を発揮する。気鋭のリズムセクションの好演が一際光る。曲は全8曲でベイリーがしばしば取上げた曲で自身のオリジナル1曲にジャズメンオリジナルにスタンダード。"Memories of You"はリラックスしたムード満点の演奏は心に残る。"In aMellow Tone"ベースをバックにミュートプレイを聴かせる。ダメロンの名曲"If You Could See Me Now"朗々と歌い上げるバラードプレイはベテランの魅力。マイルスの"Solar"ピアノトリオの演奏からベイリーのミュートプレイが入り最もモダンな演奏。オリジナル"Kansas City Statement"はアーシーで溌剌とした演奏が見事。これは気軽にジャズを楽しくには最適なアルバム。
1998.11.1

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