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2008年9月16日 (火)

田中武久珠玉のスタンダード集

Img_1908 大阪のピアニストの巨匠、田中武久がまたまた快作を放った。2002年の「A MORNING MOON」(残月)以来、6年振りのリリースになる。「Too Young/Takehisa
Tanaka Plays Standard featuring Yosuke Inoue Masahiko Osaka」。前作が田中の卓越したオリジナルとスタンダードが半々だったが今回は、全編スタンダードを集めこの5月録音の超ホットな作品。メンバーは前作とはサイドメンを一新。ベース:井上陽介、ドラムス:大坂昌彦の本邦を代表する俊英がサイドを固める。田中のデビュー作「I Have Been Born」や「残月」も一頃はオーナーのセント・ジェームスしか入手出来なかったが今ではネット上で入手出来、田中の実力が広く知られる環境が出来た事は喜ばしい。田中のスタンダードの解釈が特筆すべき技量の持ち主である事は今や周知の事実。1993年のE・ジョーンズとのEnja盤のV・ヤングのマイナーチューン"Beautiful Love"は極め付きの演奏でこの新作でもオープニングでN・アダレイの名曲”The Old Country”はでストレートに哀感を伴った演奏に感動しこの曲の名演に挙げられる演奏。田中はスタンダードをこむずかしい処理をしない。忌憚無く直球勝負が田中の個性で最大の魅力。ここでも全編に支配しサポートの大坂のブラッシュワークと井上の重厚なベースのバランスがとれたスイング感は抜群の安定感を示す。曲は全9曲で馴染みのスタンダードの選曲。"My Foolish Heart"はエバンスとは違ったホットで明快なスイングが田中の持ち味。"Come Rain  or Come Come Shine""Our Love Is Here To Stay"で快く軽快にスイングして楽しさ満喫。"A lmost Blue"はバラードでしっとりしたいい曲。このアルバムは正にスタンダード集としては傑出したもので紛れもない快作。
2008.5.8,9

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