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2008年9月19日 (金)

早川泰子3年振りに新作をリリース

Img_1910 ピアニスト早川泰子の待望の新作がリリースされた。今年3月ハワイで収録された初のライブ盤。「Yasuko in Hawaii/Yasuko Hayakawa」メンバーは早川の他は多くはハワイゆかりのジャズメン。このCD、プロデューサーの2年越しのレコーディングが実現したもの。早川は本邦バップピアノの巨匠故大野三平に見出されてジャズ界に進出した。バップに打ち込んだ姿勢は半端ではなくB・パウエル以下バップ系ピアニストの影響力が彼女の底流を支えている。数年前、早川の東北ツアーの折、規模の小さいクラブでのトリオセッションを聴く機会を得た。バップイディオムが横溢した極上のプレイを味わった。外見から東北人らしい地味で素朴さが印象的だった。早川の1stアルバムは再発され2ndアルバムはすでにSold Out状態で人気も浸透し実力が正当に評価されてきた証といえる。このライブ盤全10トラックだが2トラックはメンバー紹介とエンディングのテーマなので実質8トラック。早川のオリジナルにスタンダードでトランペットとヴァイブが加わったカルテット、クインテットが4曲、ピアノトリオ4曲を収録。ハワイのジャズメンは知名度は高く無いが実力は高い。"Blues for the Five Spot"のAbeのヴァイブがフィーチャーされるがブルージーさは見事。早川のオリジナル"Hydrangea"でトランペットのHigaの歌心満点のバラードプレイは逸品。クインテットで演奏される"Flying Home"は明るく陽気でのびのびとした演奏が印象的。トリオでは"We'll Be Together Again"で叙情味を加えたスタイリスト早川の一面が出た演奏。50年代のR・ブライアントの名演"Golden Earrings"はブライアントを超える見事な名演奏を展開する。
2008.3.29 ホノルル

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