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2008年8月13日 (水)

和製T・フラナガン寺井尚之のデビュー盤

Img_1843 ジャズピアニストのトミー・フラナガンは本邦で最も愛された一人。日本人の心の琴線に触れたピアノを弾いて感動させた。そのフラナガンの高弟として全国に知られたピアニストが大阪を拠点にする寺井尚之。寺井の初リーダー作は韓国の”ハニルレコード”からリリースされた「anatommy/HISAYUKI TERAI TRIO」。トリオのメンバーは全て地元大阪で活動しているジャズメン。寺井は自身がオーナーのクラブの名前は”OVER SEAS"、立ち上げたレーベルが”Flanagania”と徹底的にフラナガンに拘りを見せる。このリリースの後自身のレーベルから5枚のリーダー作を制作し存在をアピールした。そのフラナガンも2001年に物故しファンを失望させた。フラナガンを一口に表現すると”メジャーなのにメジャーぶらない所”ではないか。寺井のピアノはフラナガンのようにけれんみが無く率直にストレートに表現している所。長くうねる様なアドリブラインに特長がありアクセントの単調さが気になるが美しいメロディックなアドリブは秀逸。全10曲でフラナガンの曲と編曲がフラナガンにた捧げた入魂の演奏。これは寺井が長年蓄積したフラナガンへの敬愛を満を持して制作した作品。"OUR DELIGHT""RIPPLES""ECLYPSO""DENZIL'S BEST""TIN TIN DEO"などハッタリのなり寺井の等身大の演奏に引き付けられる。
1993.11.3  Seoul

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