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2008年8月17日 (日)

大給桜子快心のバラード集

Img_1849 70年代から80年代の本邦の女流ジャズピアニストは木村純子や、根本慶子、甲斐恵美子らがメジャーで活躍していた時代。そんな中、ひときは存在感を示したのが97年に逝去された大給桜子。今回は彼女が放った渾身の力作82年の「SAKURAKO BALLARD NIGHT」。メンバーは大給の他ベース:小杉敏、ドラムス:西川喬昭のピアノトリオ。強靭のベースを誇る小杉に正確無比の西川という最強トリオ。大給はRVCのカーニバルレーベルから何枚もリーダー作をリリースしているがドラムは常に西川が叩いている。大給のピアノは力強いタッチ、メリハリのアあるフレージングにダイナッミクなスイング感のどれもジャズ魂に溢れた見事なもの。今のジャズシーンは百花繚乱の女流ピアニストの乱立,内外から次々にリリースされるトリオ盤に評価は玉石混交で食指は動かない。大給の等身大の真摯なピアノスタイルは魅力が溢れている。曲は全8曲。大給のオリジナル2曲にモンク、ゴルソン、シルバーのジャズメン3曲にスタンダード3曲。"Whisper Not"は単純なバラードではなくミディアムテンポのスインギーな演奏。"Round Midnight"は情感を湛えた渾身のプレイ。"Nica's Dream"は緩急織り交ぜた聴き応えのある演奏。大給の最晩年の作品は97年5月の自主制作でピアノとベースのデュオアルバム。

1982.8.18,19

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