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2008年8月15日 (金)

リラックスしたジュニア・マンスの快演盤

Img_1847 50~60年代のモダンジャズ黄金期を支えた巨匠達が次々に物故する中、この時代の一角を担った華麗な楽歴を誇るピアニストのジュニア・マンス。今でも現役で活躍し最近でも06,07年の新録をリリースして健在振りを示している。今回は94年「Blue Mance/The Junior Mance Trio」。メンバーはマンスの他ベース:キーター・ベッツ、ドラムス:ジャキー・ウィリアムスでベテランの気のあった仲間のトリオセッションはマンスの得意とするフォーマット。マンスというと真っ先に挙げられるアルバムがヴァーブ、リバーサイド、ジャズランドの諸作で50~60年代初期の作品。ジャズはリアルタイムで動く。新しいマンスの演奏には過去とは違った人生の枯れた味わいも魅力の一つ。このCDでも1曲のタイトル曲のオリジナルを除けばマンスが得意としているおなじみのナンバーが並ぶ。粘っこいブルースフィーリングや随所に見せるグリサンドがジャズムードをかきたてる。保守的では片付けられないジャズのエキスが詰まった極上のフィーリングはジャズの歴史を歩んできた重みといえる。全10曲"Falling In LOVE With Love""Emily"Teach Me Tonight""Blue Mance"など緩急織り交ぜたマンスの卓越した演奏が聴ける。
1994.5.18

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