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2008年8月20日 (水)

青木弘武快心のベスト盤

Img_1853 これは最近リリースされたピアノトリオ盤では傑出した1枚に挙げられる青木弘武の快心の一作。青木は一部で実力を高く評価されている主流派のピアニスト。昨年7月満を持して録音したリーダー作で青木のベスト盤といえる「HIROMU AOKI/The Best Thing For You」。メンバーは青木の他二人の本邦馴染みの米国ジャズメン。ベース:スタン・ギルバート、ドラムス:カール・バーネットのピアノトリオで青木の個性を知るには格好のフォーマット。青木のピアノを最初に聴いたのは83年録音のTBMからリリースされたドラマー大隅寿男名義のトリオ盤”ウォーターメロン・マン”。活きの良い溌剌とした演奏が印象に残り青木の存在ぶりを示した作品。一貫してオーソドックスで楽しさを内包しダイナッミックにスイングするスタイルは不変。ジャズに難しさはいらない青木のように理窟抜きにひたすらスイングする事だ。全14曲で1曲当たり4分から6分程度と適度にまとめられ冗長さを感じ無いのが良い。青木のオリジナル3曲にスタンダード中心なのも聴き易い。アップテンポのスイング感、バラードの芳醇感、オリジナルの"BOWAKO"は郷愁を思い綴ったもの。ピアニカで奏でる"Some Kind Of Prayer"はピアニカの必然性は感じない。タイトル曲"The Best thing for you"はミディアムテンポに乗ってダイナッミクにスイングする魅力的な演奏。他に"On Green Dolphin Street""Going Home""Falling in love with love""Dreamy""Alone Together"など。

2007.6.5,6

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