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2008年8月 6日 (水)

暑い季節はメルボインのピアノがいい

Img_1831 この所猛暑で都会のヒートアイランド現象をもろに実感している。地方での暮らしはクーラー無しで過ごせたが都会ではクーラー無しでは安眠出来ない。都市の温暖化の緩和のためにも”グリーン・カーテン”や”屋上緑化”を施して周辺温度を少しでも下げる事を考えないと快適な暮らしは望めないと思うようになった。こうした暑い時は肩肘張らないリラックスしたジャズが向いている。60年代初頭コンテンポラリー盤のサイドメンとして名を連ねていた地味の最たるピアニスト、マイク・メルヴォインの最新作と思われる「MIKE MELVOIN TRIO/YOU KNOW」。メンバーはメルヴォインの他ベース:トニー・デュマ、ドラムス:ラルフ・ペンランドという派手さはないが実績のある名手達。中ではデュマがA・ペッパーののコンボで活躍していたメンバーデ馴染み深い。メルボインのピアノは大ベテランの風格で今更新しさはなくともオーソドックスに難解さを排してジャズを淡々と弾きこなし気持ち良くスイングしているのが好感が持てる。クセのない白人特有のサッパリしたピアノに清涼感が伝わる。全11曲。メルヴォインのオリジナルなど5曲にスタンダード5曲とコルトレーンの1曲。1曲目の"LONG AGO AND FAR AWAY"は4ビートにのって快適にスイングする。"BLUE SKIES"ベテランの安定感のあるピアノは説得力があり名演。全般にベース、ドラムはサイドメンに徹し趣味の良いバッキンブに終始してメルヴォインを鼓舞する。"I'LL BE SEEING YOU"は美しいメロディから情感を湛えた見事な演奏が印象に残る。メルヴォインもまだ健在を示した。

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