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2008年7月 3日 (木)

小林陽一NY修行の決定版

Img_1768 80年代前半にジャズ修行でNYに渡ったドラマーの小林陽一は徹底的な現場主義を貫いて技を磨いた努力の人。滞在中に交流したジャズ仲間との成果を披露したアルバム「YOICHI  KOBAYASHI&NY.BE-BOP WHAT'S THIS」。帰国後は”ジャパニーズジャズメッセンジャーズ”や”グッドフェロー”を率い、一貫して本場仕込みのハードバップを推し進めジャズ界にインパクトを与えている。すでに”グッドフェローズ”で数作のリーダー作をリリースして実力を不動のものにしている。このCD、参加者はNYに集まる名より実の草の根集団の7人。7人は曲により編成が変わる。メンバーのうち、一応名が知れているのはテナーのジュニア・クック、ピアノのベニー・グリーン、ベースのロニー・プラキシコ位か。全8曲で1曲にE・ブレーキーのヴォーカルが入る。1曲目のH・ハミッドのオリジナル"WHAT'S THIS"からバップ臭濃厚なテーマから各人の入魂のソロが展開される。ソロイストを猛烈に鼓舞する小林のドラミングは見事に尽きる。他はスタンダードと小林のオリジナルで良く取上げる"CALTURE SHOCK"ではクックはベテランの貫禄を示す。飛躍する前のB・グリーンのピアノは片鱗を随所にみせる。バップナンバーの"CHEROKEE"でのアップテンポに乗って緊張感漂うソロと小林のドラムソロがフィーチャーされ、本場のハードバッパーの実力を示した演奏。"WE'LL BE TOGETHER AGAIN"ではトランペットのハミッドをフィーチャーしたバラード。ハミドの抑制の効いた音でジックリ歌い上げ印象的な演奏で終わる。

HASSAN HAMMID(tp)CLARENCE SHARPE(as)JUNIOR COOK(ts)BENNY GREEN(p)LONNIE PLAXICO(b)YOICHI KOBAYASHI(ds)CARLOS AVELARES(per)EVELYN BLAKEY(vo) 1984.10.11 NY

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