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2008年7月 6日 (日)

ケニー・バロンの欧州録音

Img_1770 米ジャズ界で現在でも活躍している著名なベテランピアニストではバリー・ハリス、シダー・ウォルトン、ホッド・オブライエンとケニー・バロンらがまず浮かぶ。いずれも古さを感じさせず若さを維持した演奏には敬服する。中でもケニーはNYジャズ界の中心といえる。今回はK・バロンの英国WAVEレーベルのライブ盤「THE ARTISTRY OF KENNY BARRON」。トリオ編成を得意とするケニーの真価が発揮されたもの。ケニーは過去にMUSE, Enja,Verve, RESERVOIRなど色々なレーベルにリーダー作をリリースしているが一つも駄作が無い。改まって小難しい事を考えないで自然体で演っているのがいい。妙に気取らず、これが百戦錬磨から出た安定感。このCDのWAVEはベーシスト、ピーター・インドが主宰するレーベルで自身もベースを弾いている。曲は全6曲でスタンダードとジャズメンオリジナル。1曲あたり10分を超えるものが4曲、他の2曲も9分程度と長くとられていてケニーのプレイが存分に聴ける。1曲目"黒いオルフェ"から軽快なボサリズムに乗って好調なアドリブが続く。"Like Someone in Love"はミディアムテンポでストレートのテーマからアドリブパートへ流麗なソロが見事でインドのベースソロが入る。ケニーは良くT・モンクの曲を取上げる。ここでは"Rhythm-A-ning""Well You Needn't"の2曲でどれも見事に尽きる。バラード"Lover  Man"でP・インドの分厚いベースがフィーチャーされる。
Kenny Barron(p)Peter Ind(b)Mark Taylor(ds) 1990.3.21 Bass Clef

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