« ウォルター・ビショップJrのチャーリー・パーカー作品   | トップページ | 好調松尾明トリオ »

2008年7月26日 (土)

クール派サル・モスカ最晩年の作品

Img_1816 ジャズの歴史の中で埋もれていたジャズメンを発掘する稀有なレーベルBLUE JACK.。50年以上前にジャズ史を飾ったクールジャズだがその後のジャズシーンの中で埋没していった。BLUE JACKは歴史の遺産を積極的に掘り起こしている唯一のレーベルといって良い。今回はピアニストサル・モスカのプライベートセッション「Sal Mosca Quartet/You Go To My Head」。メンバーはモスカのピアノの他テナー:ジミー・ハルペリン、ベース:ドン・メッシナ。ドラムス:ビル・チャッティン。ジミーはトリスターノやモスカの高弟で生粋のクール派。ハードバップの激情的なサウンドと違い、アクセントや抑揚の少ない冷静なフレーズが延々と続きアレンジやグループのサウンドを重視するため刺激性やワイルドさが不足し限界があったのかも知れない。モスカは昨年80歳で物故されたが年齢を感じさせないインスピレーションでクールジャズの軌跡を描いている。均一化した現代のジャズとはちがい新鮮さを覚えるかも知れない。むしろ一部のモーダルでつまらないオリジナルを演るジャズよりはるかにスイングしている事は見逃せない。曲は全9曲。パーカー、コニッツ、マーシュ、ガレスピーのジャズメンオリジナルとスタンダード。"Scrapple
From The Apple""Sub Conscious-Lee""How High The Moon""I Can't Get Started"などヘリペリンのユニークなテナーソロやモスカのクールサウンドを伝える貴重な演奏と思う。
2004.2,3

|

« ウォルター・ビショップJrのチャーリー・パーカー作品   | トップページ | 好調松尾明トリオ »

「音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/200184/22532179

この記事へのトラックバック一覧です: クール派サル・モスカ最晩年の作品:

« ウォルター・ビショップJrのチャーリー・パーカー作品   | トップページ | 好調松尾明トリオ »