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2008年7月 2日 (水)

ドン・バイアス晩年のワンホーン

Img_1766 ハードバップが開花する50年代以前に渡欧し伝説的に語られるテナー奏者のドン・バイアス。ドンの全貌を紹介したアルバムは60年代にわずかあるのみで知名度は今ひとつ。ビ・バップの黎明期にD・ガレスピー、C・パーカーらと共演してバップの洗礼を受けていた一人として知られている。46年に欧州ツアー後は現地に滞在してしまう。70年に一度帰米するがまた欧州に戻り72年59歳で生涯を閉じた。今回は数少ないドンのアルバムからデンマークのStoryville盤「DON BYAS QUARTET/Feat. Sir Chales Thompson」。1967年録音のドン後期のワンホーン。ドンのテナーはC・ホーキンスの亜流と捉えられているがよりモダンで洗練されたサウンドは古さを感じさせない。1曲に適度な時間を取り保守的ながら力量のあるジャズマンを感じさせる。ピアノのトンプソンとは古き時代に共演した仲。トミフラばりの趣味の良いバッキングでドンを鼓舞する。他のサイドメンはスイスの二人。ベースにイスラ・エッキンガー、ドラムスにピター・シュミドリンという欧州の有力ジャズメンで固め申し分ない布陣。曲は全10曲。スタンダード中心でバリバリ吹く力感溢れる演奏は爽快。1曲目の"枯葉"から快調にブローし"Tenderly""Loverman""Darn That Dream"に見せるバラードのうまさは非凡さをうかがわせる演奏。
1967.4.29 Live in Baden

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