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2008年7月17日 (木)

70年代世良譲のライブセッション

Img_1806 今回は70年代の本邦ジャズ界が今日の隆盛の礎を築いた時代の懐かしい作品。「SERA/live at birdland」。メンバーはピアノ:世良譲、ベース:木村新弥、ドラムス:清水閏の最強トリオ。本邦のジャズの歴史と共に歩んできた3人のリラックスしたセッションだが3人とも他界された。録音した六本木バードランドは30年以上に亘りライブ活動してきた名店。この作品は開店間もない頃のものでインティメイトな雰囲気が見事に捉えられている。とかくジャズは革新性が取り沙汰されるが気軽にジャズを楽しむエンタテイメントの二面性がある事も確か。決してカクテルピアノにならずにジャズのスピリットを失わないのが世良の技量。バードランドの当時の切抜き広告を見ると懐かしい名前や出演メンバーで故人が多くなり時の流れを感じざるを得ない。曲は全6曲、スタンダード中心で1曲ミルト・ジャックソンのバグス・グルーブと店に因んでシアリングのララバイ・オブ・バードランドを取上げている。世良の卓越したテクニックとスタンダードの絶妙な解釈は他の追随を許さない見事なもので世良の真骨頂が発揮される。木村の重厚ナベースとバップドラマー清水のブラシュワークにのったスイング感はモダンジャズの神髄を極める。G・シアリングの名曲"LULLABY OF BIRDLAND"やスタンダード"IT COULD HAPPEN TO YOU"はリラックスした好セッション。また"SMILE~WHEN YOU 'RE SMILING"の3曲はメドレーで演奏されるが世良ならではの持ち味が出たプレイ。
1975.11.13 Birdland
                            Img_1807

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