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2008年7月 5日 (土)

ハードバップに燃えた70年代の今田勝

Img_1769 ピアニスト今田勝は70年代から活躍している大べテランのジャズマン。かつてTBMレーベルで中核的な役割を果たし数々のリーダー作を連発して不動の地位を確立した。今回は今田の初期の作品でトリオのリサイタルを収録した「ASCENT/IMADA MASARU RECITAL LIVE」。国内盤では少ない2枚組(後に単品で再発)で出た。1枚はピアノトリオ、もう一枚は2曲にウェストライナーズ時代の盟友にコンガを加えたセクステット。今回は後者の紹介。2曲にフィーチャーされるテナーの三森一郎、トランペットの伏見哲夫の2管の圧倒的に燃えたソロは感嘆に値する。今田トリオのメンバーのベース、福井五十雄、ドラムスの小原哲次郎は歴史が浅く派手さないものの実力を持った若手。この当時、日本のジャズが大ブレークしていて熱気が伝わってくる。全4曲。B-1のテナー、J・ヒースのオリジナル”Quarter”から三森、伏見のハードバップ全開の白熱のソロが展開されて興奮する。O・ピーターソンの名曲”自由の賛歌”などどれも一級の素晴らしい演奏に終始する。80年代に入って今田はフュージョンの世界に投じてジャズ的な魅力を失ってしまうがハードバップに心酔し情熱を傾けていた当時の貴重な演奏といえる。
1974.3.9 新宿 厚生年金会館小ホールで録音

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