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2008年6月16日 (月)

トランペッター神村英男の忘れがたい演奏

Img_1745 多彩な才能を持つトランペッター、ヴォーカリストの神村英男。「東京サウンドシティ企画」に神村の魅力をフルに発揮した忘れがたいアルバムが「million」に尽きる。チェット・ベイカーもヴォーカルの人気も一流だったが神村も時にベイカーばりの雰囲気を出す侮れないジャズマン。今は聞かなくなったが音と良質なジャズを厳選してリリースしていた東京サウンドシティは貴重な存在だった。神村は当時はトップスターという存在ではなかったのでリリース当時は注目された作品ではなくむしろ地味な作品に映った。このセッションは二つに分かれる。バップの保守派本田富士夫と売り出し中の青木弘武のセッションで神村の魅力を最大限に引出す趣向。オープン、ミュート、ヴォーカルのどれも神村の特長が出た絶妙なサウンド。激しさよりも大人の落着いたジャズが展開されている。スタンダード、ボサ・ノヴァにヴォーカルを交え神村の全貌が聴けるリラックスしたアルバムといえる。全10曲、中でも美しいメロディの"I fall in love too easily"ボサ・ノヴァの"Chega De Saudade"Antonio's Song "が良い。
神村英男(tp,flh,vo)本田富士夫(p)青木弘武(p)横山裕(b)杉山シゲオ(b)小畑和彦(g)ジミー・スミス(ds)1998.1.31,3.3

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