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2008年6月26日 (木)

ピアニスト藤井貞泰

Img_1760 ベテランピアニストで屈指の実力を誇る重鎮藤井貞泰のマイナーレーベル盤「正風/藤井貞泰トリオ+塩谷博之」。塩谷のアルト、ソプラノをフィーチャーしたワンホーンジャズ。藤井は1970年代中期に活発なレコーディングで不動の地位を確立した。その後、地元京都に活動拠点を移し演奏と後進指導に情熱を傾けている。藤井のピアノは熱くノリノリにはならない。理知的な中に含蓄のある印象的なソロと底流にはガッツのあるスイング感がたまらない。聴き込む程に味が出るピアニスト。このCD、岡山にある「PSALM」レーベルの藤井の2作目。前回のトリオと趣向を変えている。塩田とは幾度と共演し気心も知れた仲。塩田のソプラノの透明感のある音色のアドリブは見事。全9曲。T・モンク、J・ヘンダーソン、H・ハンコックらのジャズメンオリジナルと藤井、塩谷のオリジナル、スタンダードを加えた聴き所のある選曲。タイトルの”正風”は藤井と長年親交のあるプロデューサーに捧げた曲。ここにきて藤井の70年代の傑作盤が復刻されるという。藤井の実力が再認識される機会になると期待している。

藤井貞泰(p)塩谷博之(as,ss)枝信夫(b)石川潤二(ds)1989.1.21,22録音

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