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2007年8月 5日 (日)

女性バップトリオ「鳥尾さん」のデビュー盤

Img_1326_2 全国的に無名のバンドがいきなりメジャーレーベルの「VENUS」からデビューも驚いたが聴いてみて抜擢に偽りが無い力量に納得した。そのデビューアルバムが「BE BOP 鳥尾さん」。”鳥尾さん”はバンド名。女性ばかりのピアノトリオ。メンバーはピアノ中島弘恵、ベース伊東里栄子、ドラムス安永晴美のトリオ。まずタイトルのBE BOPが目に飛び込む。バップに真正面から向き合った気迫に圧倒される本格派のピアノトリオ。”鳥尾さん”のネーミングはライナーによれば鳥尾=トリオ、鳥=バード=チャーリー・パーカーから自然に決まったというのもユニーク。ピアノの中島はW・ケリーやS・クラークなどのモダンピアノを数多く聴き込んでいる伝統直視のプレヤー。ベースの伊東もP・チェンバース、S・ジョーンズらをアイドルとしておりまさにハードバップにはうってつけ。最近のピアノはアカデミックすぎて面白みに欠けジャズスピリットが欠如しているように見受けられる。鳥尾さんはそんな杞憂を払拭するようにジャズの持つ泥臭さがあって爽快。演奏は全8曲全てジャズメンオリジナルやスタンダード。単にバップの亜流にならず自分達の解釈で腰の据わった奔放なプレイは好感はもてる。オープニングナイイバーのD・ガレスビーの"BE BOP"から力強いダイナミックな演奏に圧倒される。他に"Blue Monk""Filthy McNasty"I Didn't Know What Time It Ws""Milestones"をアップテンポやミディアムテンポでスイングする。"What A Diffrence A Day Made"は唯一のバラードプレイ、アドリブパートでテンポを上げる充実の演奏。”鳥尾さん”2作目はどんなアイディアを出してくるか真価が問われる。
2004.3.7 VENUS TKCV-35330

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