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2007年8月 9日 (木)

日本で愛されたピアニストのデューク・ジョーダン

Img_1340 日本で最も愛されたジャズピアニストの一人がデューク・ジョーダン。ジャズ史に残る名曲と名アルバムを残した事はジョーダンの業績を物語るもの。今回は1976年来日時のライブ盤「DUKE JORDAN TRIO/Osaka Concert Vol.2」。メンバーはジョーダンの他ベース、ウィルバー・リトル、ドラムス、ロイ・ヘインズという屈指の重量級トリオ。このCD、リリースされたのはなんと1990年。オクラ入りしていたのが未発表作品として14年経過して世の出たので殆んど注目されなかった。同種の来日ライブ盤をリリース出来ない事情があったのだろう。しかし演奏は好調を裏付けるようにジョーダン渾身のプレイが展開される見事なものでオクラ入りではもったいない代物。70年代に入って例の人気盤”フライト・ツー・デンマーク”で識者に再認識され、以降デンマークのステープルチェースに30枚に及ぶリーダー作を残したのも驚きだ。作曲のうまさはもとより自己のスタイルを貫き通し自分のペースで淡々と弾く姿はまさに円熟の技で他の追随を許さない。饒舌でチャラチャラやれば良いというものではない。このあたりがファンの心を捉えたのだろう。演奏はアンコールを含め11曲。9曲はジョウダンの知られたオリジナルにエリントンナンバーやスタンダード。"TWO LOVES""IN MY SOLITUDE"でいきなりソロピアノ、ジョーダンの人間味あふれる印象的なソロ。"NO PROBLEM""THERE'S A STAR FOR YOU""MISTY THURDAY""JORDU"らはトリオが一体となってジョーダンのグルービーなプレイが堪能できる。"COLD BORDEAUX BLUES"はブルージーなピアノは逸品。"CHEROKEE"でヘインズの見事なドラムソロが大きくフィーチャーされる。リトル、ヘインズの好演と相まってこれはジョーダンの作品でもトップクラスに挙げられる。D・ジョーダンは昨年夏に物故された。
1976.9.22 Sankei Hall. Osaka SteepleChase SCCD 31272

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