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2007年8月11日 (土)

気品とダイナミズム、森本洋子のピアノ

Img_1344 70~90年代に珠玉のピアノを披露して注目された森本洋子の近況が伝わってこないが再登板が待たれる。今回は森本の会心作で1992年の「My Conception/YOKO MORIMOTO TRIO」を取上げます。メンバーは森本の他ベース木村勝彦、ドラムス西川喬昭という前作の”アルビトリオ”と同一メンバー。森本が一躍注目を浴びたのは1975年オフビートのデビューアルバム、ベーシストの栗田八郎トリオのピアニストとして大きくフィーチャーされた事に始まる。気品とダイナミズムが燦然と輝き存在感示した。ビクターレーベル2作目のこのCD、森本のオリジナル4曲が目をひく。作曲の才を示したものだが森本のレパートリーは幅が広い。題材としてクラシックの小品を演奏する。前作では4曲、今回は2曲取り上げている。これらは森本の手で料理されると別物に仕上がる。しかもジャズフィーリングが横溢した見事なスイング感は絶妙で森本の真骨頂。西川のドラムはメリハリの利いたバッキングのうまさは格別で森本の好演を支えている。演奏は全9曲。自身のオリジナル4曲にジャズメンオリジナル3曲とクラシック2曲。ドボルザーク"Humoresque""チャイコフスキー"The Sleeping Beauty"は森本の個性が発揮される。森本のオリジナル"Stroll""In the Shade" Y. T.K"などは親しみ易い佳曲。タイトルチューンでS・クラークの"My Conception"オープニングは繊細なルバートからインテンポで三者一体となって豪快にスイングするグルービーな演奏で締めくくる。
1992.9.1,2 Victor PRCD-5061

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