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2007年8月14日 (火)

いぶし銀のトランペッター、ブルー・ミッチェル

Img_1349 とりわけ日本のファンから多くの支持を得ていたトランペッターのブルー・ミッチェル。人気実力共A級の力量を持ちながら決して高い評価を得ていた訳ではない。地味で保守的過ぎるスタイルがそうさせたと思うが演奏は中庸を行くいぶし銀の魅力に溢れたもの。今回はミッチェル晩年のカリフォルニアでのライブ盤でJUST JAZZの「Blue Mitchell Live」。このCD、これが初出かどうか不明だがリリースは1990年とミッチェル没後の大分たってからの未発表ものなのか。メンバーはミッチェルの他テナー、マイク・モリス、ピアノ、マーク・レヴィン、ベース、ケニー・ジェンキンス、ドラムス、スマイリー・ウィンタースのクインテットで西海岸のジャズメン。バップ編成で迫力満点の活きのいいジャズを聴かせる。ミッチェルはH・シルバーのグループでフロントを形成したJ・クックとのコンビは絶妙でハードバップの本流をいく見事な演奏で高い人気を博し、以降数々のセッションを通して不動の地位を築いた。ミッチェルの演奏はとかく50~60年代の古い録音に注目が集まりがちだが晩年のH・ランドとの双頭コンボやこのCDのように後期の溌剌として迫力に満ちた演奏は往時と全く遜色のないもので気力溢れる充実した演奏を展開する。アップテンポでアグレッシブなプレイの迫力に圧倒されるし定評のあるバラード演奏もベテランの味をいかんなく発揮し衰えを全く感じさせないプレイに感動する。演奏は全5曲。ミッチェルのオリジナル2曲とレヴィン1曲、ジャズマンのオリジナル1曲にスタンダード。短いトラックで5分、他は11分~16分に及ぶが緊張感が支配して冗長感は全く無い。曲は"Pleasure Bent""Portrait of Jenny""Sweet Smiley Winters""Somthing Old, Something Blue"など
1976.2.1 JUST JAZZ JJCD-1007

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