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2007年8月26日 (日)

ピアニスト、マイク・ロンゴが放った最新作

Img_1409 米CAPレーベルのピアニスト、マイク・ロンゴの最新作がリリースされた。モダンジャズの伝統を継承する本物のピアニストが元気なのは頼もしい限り。そのホットなCD「MIKE LONGO TRIO/FLOAT LIKE A BUTTERFLY」。ロンゴ得意のトリオ物だ。今回のメンバーは前作のトリオとは違いベース、ポール・ウェスト、ドラムス、ジミー・ウォームワースという過去に数々のセッションをこなしてきたベテラン中のべテランジャズメン。ロンゴは知られているようにD・ガレスピーバンドの在籍時に音楽監督に抜擢された実力者。スタイルはオーソドックスそのもので少しもブレがない。力強いタッチとスイング感、唄心のあるフレージング、特にバラードに於けるセンシティブなプレイは比類なく美しい。御大の下で磨いた腕と経験がものをいっているのだろう。ロンゴのピアノはまさにハードバップの王道を行く卓越したテクニックは円熟味を増している。最近、欧州の一部のピアニストを中心にテクニック偏重でスイングしない観念的なピアノが横行する中ロンゴのピアノとは雲泥の差は歴然としている。背伸びせず等身大のスタンスで曲と向き合う。ロンゴの魅力はここにある。演奏は全11曲。スタンダード4曲にジャズメンオリジナル5曲とロンゴのオリジナル1曲。"Girl Of My Dream""Dancing In The Dark"4ビートに乗って軽快にスイングするグルービーな演奏。"Tenderly"はピーターソンへの憧れの曲、優雅に演奏。"Witch Hunt"は最もモーダルな演奏。唯一のオリジナル"Diminished Returns"はスローテンポの新しいイメージのミステリアスな曲。ガレスピーの"Here Tiz"はこのブルージー感覚は若手には出ないフィーリング。他に"Laura""It Could Happen To You""Evidence"など。
CAP 1006

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