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2007年8月 3日 (金)

オランダのピアニスト、レックス・ヤスパーの会心作

Img_1315 オランダのジャズレーベルは伝統的メインストリームジャズにいいのがある。70,80年代の”タイムレス”や現代の”クリスクロス”など最たるもの。今回紹介する"LIMETREE”もそのひとつ。ライムツリーはピアノジャズに力作が多くある。オランダのピアニスト、レックス・ヤスパーの「LEX JASPER TRIO/LEXCURSIONS」。ライムツリーには他にカーク・ライツイー、モンティ・アレキサンダー、ジョン・ヒックスなど米国人ピアニストの佳作が残されている。ヤスパーは70年代にアルバムを残しておりこれは久々のトリオ盤ではないか。ヤスパーは作品が少なく知名度は高くないがO・ピーターソンやE・ガーナーらの影響を受けた本格派。世界にはこうした侮れないピアニストがごまんといるんだろうと思ってしまう。メンバーはヤスパーの他ベース、マーティン・ウィンド、ドラムス、ハンス・デッカーのトリオ。ウィンドはレイ・ブラウンを信望し重量感のある豪快な音は60年代のピーターソン・トリオに匹敵するグルーブ感がある。演奏は全12曲でヤスパーのオリジナル3曲にスタンダード。"You and the night and the music"はミディアムテンポにのってテーマをストレートに奏でアドリブから大スイング。"It could happen to you"アッップテンポのグルービーな演奏。""My ship"バラードプレイ情感を湛えた素晴らしい演奏。"AMA blues"ヤスパーのオリジナルでピータソントリオを思わせる見事な演奏。"Sweet William"バラード。緩急に変化をつけた選曲も光る。他に数曲。オランダのピアニストは難しい事はしないので好感がもてる。シンプルにひたすらスイングする所が気にいっている単純な男だ。
1994.6.29,30 Limetree MCD 0037

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