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2007年8月17日 (金)

益田幹夫7年振りの復帰作

Img_1368 ”ミッキー”の愛称で親しまれた益田幹夫は20代から渡辺貞夫や日野皓正、アート・ブレーキーらに才能を認められた逸材だった。今回は彼の7年振りの復帰作「BLACK DAFFODILS/MIKIO MASUDA」。前作は日本人3人の作品だったが今回は単身渡米して世界のトップスター、ベース、ロン・カーター、ドラムス、ルイシュ・ナッシュという願ってもないピアノトリオ。益田が7年の空白期間に蓄積していた濃密なアイディアを満を持して放った力作。大御所を前に気負う事無くしっかりと地に足をつけた堂々たるもの。一時期時流にのってクロスオーバーサウンドにも発展したが益田の本質はオーソドックスなアコースティックサウンドにある事に疑う余地はない。ジャズの伝統の重みが無限の豊潤感をかもしだす。このCDは日本以外の米国や欧州でもリリースされていてまさに益田が世界に示した飛躍の一歩をいたためた作品といえる。益田は98年にもNYでドラムスにグラディ・テイトを迎えて第2弾「BLUE DUMPLINGS」をリリースしている。演奏は全11曲オリジナル4曲にジャズメンオリジナル5曲とスタンダード2曲。オープニングナンバーの"IN A SENTIMENTAL MOOD"曲想をじっくりといかすバラードが見事。"THERE IS NO GREATER LOVE"ミディアムテンポのスインギーな演奏で途中カーターのソロが入る。"IMPROVISATION2"は益田のオリジナル。アップテンポで益田の縦横無尽なピアノは非凡さを表している。"BLUE MONK"益田のブルージーな演奏が聴き所。"ONCE  I  LOVED"ボサノヴァでメロディをストレートに弾きボサノヴァのさわやかさがでている。他数曲。
1996.9.13,14  JVC 9030-2

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