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2007年8月 4日 (土)

チェット・ベイカー1966年の未発表ライブ盤

Img_1317 著名なジャズマンが没後に未発表の音源がリリースされると歓喜する事がある。今日紹介のチェット・ベイカーの未発表アルバムもその部類に入る。没後4年経過した1992年奥さんのキャロル・ベイカーが保存していたライブテープからのリリース。「CHET BAKER LIVE AT PUEBLO、CORORADO 1966」カバーには大きく”家宝コレクション”とクレジットされ1966年コロラドでのライブでまさにレア盤。メンバーはチェットの他にテナー、フィル・アーソ、ピアノ、デイブ・マッカイ、ベース、チャック・ドマニコ。ドラムス、ハリー・キーヴィスのクインテット。ピアノとドラムは知名度がない。この音源、ドラムのハリーが録音した私家盤で決して完全な音質ではないがリアルに捉えられていて状態は良い。チェットの演奏はこの頃愛用していたフリューゲルホーンに専念しフロントを形成するフィル・アーソとのコンビに注目が集まる。何しろ50年代チェットのコンボに参加し最も信頼を寄せてジャズマンだからだ。チェットはこの後不遇の時代を迎え本格的復帰は70年代に入ってからになる。このライブはそんな不安を微塵も感じさせない自由奔放に鋭いアタックでハードバップを存分に吹ききっていつになくチェットが緊張感のある演奏は圧巻である。演奏は全6曲で1曲ヴォーカルが入る。ロリンズ、マイルスの有名曲やスタンダードを10分内外から13分に及ぶトラックが多くチェット、フィル他のソロパートが十分にあり白熱したモダンジャズの醍醐味が味わえる。"AIREGIN""MILESTONES"ではアップテンポにのってチェットとフィルがいきづまるソロを応酬する。"ROUND MIDNIGHT"チェットのバラードプレイが光る。"FORGETFUL"はチェットのいつもの甘いヴォーカルをフィチャー。
1966 CC BAKER 番号なし

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