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2007年7月16日 (月)

唄伴の名手ノーマン・シモンズ

Img_1233 「唄伴の名手」という言葉を良く耳にする。ヴォーカリストに寄り添ってピアノのバッキングで唄い手の個性を最大限に引出す役割を持つ。今回紹介するシカゴ出身のピアニスト、ノーマン・シモンズもその一人。1990年CD復刻された「MIDNIGHT CREEPER/NORMAN SIMMONS」。メンバーはベースにリスル・アトキンソン、ドラムスにアル・ヘアウッドのトリオ。このトリオ70年代に個性派ヴォーカリストのベティ・カーターの唄伴で人気を博したメンツ。シモンズはその前の60年代にはカーメン・マクレーの唄伴で大いに気を吐き不動の人気を得た。また故峰純子の唄伴でも趣味の良いバッキングが光った。唄伴の名手で筆頭に上げられるのはトミー・フラナガンやロンネル・ブライト、ジミー・ジョーンズらが浮かぶ。シモンズもこれらの人に匹敵する名手として評価されている。唄伴の名手はインストでも素晴らしい業績を残す。シモンズはJ・グリフィンのリバーサイド盤「STUDIO JAZZ PARTY」でのバッキングは見事で記憶に残る作品。このトリオ演奏は全9曲。シモンズはタイトルチューンを含め2曲でオリジナルを他はパーカーの曲とスタンダード。曲は"Blackout""Midnight Creeper""Someday My Prince Will Come""I Fall In Love Too Easily""Emily""Confirmation""Easy Livin'"など魅力ある作品が並ぶ。シモンズのスタイルは決して派手ではなく個性的でもない。中庸でオーソドックスにスイングしてジャズの真の楽しさを演出する。シモンズを支える二人は数々のサイドメンに参加して名演の屋台骨を支えて来た名手。
1979.9.11録音 MILLJAC MJP-1001

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