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2007年7月14日 (土)

秋吉敏子の隠れた名演

Img_1232 秋吉敏子は日本で世界に通用する実力者として疑う余地はない。輝かしい実績がそれを証明している。今日は秋吉の1960年代初頭の隠れた名演を紹介します。1961年2月朝日ソノラマ録音の「LONG YELLOW ROAD/TOSHIKO AKIYOSHI」。表のジャケットはポートレートのみでタイトルなど文字が一切ないのに驚く。このようなレイアウトは他に例を見ない程珍しい。このアルバムは秋吉が渡米後の初帰国時に録音したトリオ演奏を東宝レコードが復刻した初LPなのだ。長くレコード化されず幻化したいわくつきのもので元々オリジナルなジャケットなど無かった。    しかもこの演奏、秋吉の数多いアルバムの中でも屈指の名演に入るものだ。メンバーは秋吉の他にベースにジーン・チェリコ、ドラムスにエディ・マーシャルの気力充実の面々。演奏は全5曲。白眉は何といってもタイトル曲で秋吉の不滅の名曲"LONG YELLOW ROAD"に尽きる。色々なスタイルで演奏しているがトリオもまた格別の良さがある。哀感のある曲想がたまらなくいい。他はオリジナル"箱根のたそがれ"や"木更津甚句」といった日本の情念を取上げ、さらに"DEEP RIVER"といった秋吉のコンボのお気に入りナンバーを卓越したテクニックを駆使した渾身のプレイが素晴らしい。
TOHO RECORDS YX-4056

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