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2007年7月15日 (日)

ジャズの王道を行く田村翼のピアノ

Img_1234 この所ジャズシーンをのぞいて見ると本邦でも女性ピアニストが雨後の竹の子のように出現している。いずれもアカデミックではあるが何故か共通するのはプレイにジャズ魂が希薄で心に伝わって来るものがない。ピアニスティックであれば優れていて個性的なジャズとはいい難い。今回はモダンジャズピアノの王道を邁進していた故田村翼の演奏を取上げたい。自身7作目の力作で1995年リリースの「SWEET&LOVELY/YOKU TAMURA TRIO」。田村のピアノはジャズの黒さと魂を併せ持ち、加えて洗練されたスタイルは比類ないものだった。そのフィーリングは和製ハンプトン・ホーズと言わしめる程のブルージーさを前面に出した演奏を身上としておりここでも健在振りを発揮している。演奏は全9曲でO・ピーターソン、B・ティモンズ、D・ガレスビー、S・クラーク、F・フォスター、G・ウィギンスのジャズナンバーを取上げブルージーに粘っこくジャズ魂を発散する。曲は"Hogtown Blues""Moanin""Don't Explain-Good morning Heartack""Manteca""My Conception""Shiny Stockings" Berkly Blues"など。メンバーは田村の他ベース伊藤潮、ドラムス佐々木豊のレギュラートリオで安定したコンビネーションはピカ一。これは田村のベストプレイを収めたものとして永遠に愛聴されるべきCDと思う。
ART UNION ARTCD-39

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