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2007年6月13日 (水)

ドルフィ、リトルに捧げたリチャード・デービス

Img_1152 ベースプレヤーですぐ思い浮かぶのはポール・チェンバース、レイ・ブラウン、チャールス・ミンガスやロンカーターなど大スターになる。これらのベーシストに比べればいささか地味な存在に映るリチャード・デーヴィス。紹介するCDは英HEP1990年の「RICHARD DAVIS AND FRIENDS/ONE FOR FREDERICK」。プロデュースはリチャード自身でフロントはトランペットとテナーの2管3リズムのレギュラーメンバーによるコンボ。このCDは1961年の伝説的なライブ、エリック・ドルフィ&ブッカー・リトルのファイブスポットの録音にリチャードが重要なキーマンとして参加」した思い出として彼らに捧げた演奏だ。革新性と緊張感を伴った硬派の充実作。メンバーはリチャードの他にトランペットにセシル・ブリッジウォーター、テナーにリッキー・フォード、ピアノにサー・ローランド・ハナ、ドラムスが故フレデリック・ウェイツの実力者集団。リズムセクションはレコーディングもしていてコンビは抜群。セシルの中音域を駆使したのびのある音色のソロは溌剌としていて好演。リッキーのアグレッシブなスタイルは健在。ハナもバップスタイルのピアノで存在感は十分。随所にリチャードの素晴らしいベースソロが挿入されリーダーの実力を示す。演奏は全8曲。オリジナルはリチャード2曲とセシル1曲にジャズメン4曲とスタンダード1曲。ゴルソンの"City Bound"ドラムソロからユニゾンのテーマのあとリッキーのモーダルなそろが炸裂する。ドーハム"Blue Bossa"なじみのテーマからセシルをフィチャーし快適にスイングする。デービス"De Javu Monk"リチャードのベースソロからリッキーにつなぐ、モンク臭の濃い演奏。スタンダード"Every Time We Say Goodbye"バラードをベースとピアノのデュオはセンシティブに溢れた見事な演奏に感動する。"Sunrize"ウェイツのドラムソロからリッキーのエキサイティングなソロに続き再度ドラムソロが入る。
1989.7.6,7 NY Sweet Basil HEP CD2047

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