« D・エリントンのラストアルト奏者ノリス・ターネイの会心作 | トップページ | ジェラルド・ハーゲンの隠れた名演 »

2007年6月 2日 (土)

大ベテラン二人の共演

Img_1130ジャズのベテラン達による気軽なセッションは冒険こそ無いものの安心して心おきなく聴ける所がいい。今回はベテランの共演英HEPの「Gene DiNovi Meets Spike Robinson/At the Stable」。ピアニストのジーン・ディノヴィは10代後半からビバップの洗礼を受けた生粋のバッパーだがジャズシーンの第一線に出る事無く不遇をかこってきた人。ひょんな事から日本人の手によって1990年日本のセンチュリー盤「プレシャス・モーメント」の自身初のトリオの名演によって蘇った名手。以降多くのアルバムをリリースし存在が再認識された素晴らしいピアニスト。一方テナーの故スパイク・ロビンソンはレスター派の流れを汲む名手でスムースなフレージングには定評がある。リーダー作は数多くあるが殆んどは米CAPRIや英HEPから出ているため一般的な知名度は十分でない。こうしてみると二人は地味で渋さが売り物のように思えるがジャズが持つリラクゼーションと寛ぎを持った絶妙の雰囲気を持ったジャズマン。ディノヴィ、ロビンソンのソロはリラックスして良く唄い豊潤さが伝わってくる。ジャズをTPOで聴くには真っ先に手が伸びるCDだ。演奏形態はロビンソンのワンホーンが10曲にディノヴィのピアノソロ3曲にピアノとテナ-のデュオ1曲の全14曲。オリジナルは無く聴き易いものばかり。カルテットの間に入るディノヴィのソロピアノ"LAURA""ALAN'S SONG"などとデュオの"I CAN'T GET STARTED"はベテランの味が如実に出た演奏で聴き応えがある。
Gene DiNovi(p)Spike Robinson(ts)Leon Clayton(b)Bobby Worth(ds)1996.6.26 HEP CD2071

|

« D・エリントンのラストアルト奏者ノリス・ターネイの会心作 | トップページ | ジェラルド・ハーゲンの隠れた名演 »

「趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/200184/6582714

この記事へのトラックバック一覧です: 大ベテラン二人の共演:

« D・エリントンのラストアルト奏者ノリス・ターネイの会心作 | トップページ | ジェラルド・ハーゲンの隠れた名演 »