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2007年6月 3日 (日)

ジェラルド・ハーゲンの隠れた名演

Img_1131_1 ジェラルド・ハ ーゲンのピアノ・トリオにトシコ、タバキンバンドで名を成したアルト奏者のゲーリー・フォスターが参加したCD「GERARD HAGEN TRIO/FAR HORIZONS Special Guest Gary Foster」を取上げます。実はこのCDはG・フォスターを聴きたいために購入したもの。しかしフォスターは全曲に参加していない。CDのクレジットにもその旨の記載が無い不親切なものだ。このCD、マガジンランド発行の「幻のCD廃盤/レア盤」のレア度が5ツ星になっているもの。実はResurgent Musicという初めて聞く西海岸のマイナーレーベルからのリリースがそうさせたのだと思う。認識不足かこのレーベル、このCD以外あまり聞かない。リーダーのハーゲンも初めて聞く名前。聴いてみるとエバンス派のリリシズムを湛えたソロが印象に残る。T・フラナガンやK・ジャレット60年代のH・ハンコックがお気に入りだという。他のサイドメンも知名度はないがベースのドメニク・ジェノヴァが素晴らしい。随所にソロやデュオがフィーチャーされるが実にうまい。ドラムもセンシティブで控えめながら存在感のある見事なドラムを叩く。このトリオ、派手さはないがエバンスの知性を感じさせる格調高いジャズを聴かせてくれる。フォスターも随所にコニッツのフィーリングが出ていて個性を発揮している。演奏は全10曲。ハーゲンのオリジナル3曲にジャズメン3曲とスタンダード4曲。スタンダードの"Yesterdays"ストレートな解釈でエバンスタッチが目をひく。”In Walked Bud"でベースソロがフィーチャーされる。"You and the Night and the Music"無伴奏のアルトのテーマからピアノとベースのデュオが展開される。ドラマーのカラフのオリジナル"Sep. 15,1980"はエバンスの命日をタイトルしたもの。フォスターがセンチメンタルなソロが印象に残る。バロンの”Voyage"でフォスターのコニッツのサウンドがたまらなくいい。"Shery's Suprise"はソロピアノで奥さんに捧げたもの。
Gerard Hagen(p)Domenic Genova(b)Jerry Kalaf(ds)Gary Foster(as 5track) Resurgent Music RM121

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