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2007年5月 7日 (月)

隠れたテナーの森守が本領発揮

Img_1031 「東京サウンドシティ企画」(T.S.C.C)というレーベルがあり日本の隠れた力のあるジャズメンにスポットを当て数多くのCDをリリースして本邦のジャズの発展に貢献してきた。この所新譜情報が伝わって来ないのは寂しい。TSCCはジャズの資質と共に音質にもこだわりがあった優れたレーベルであった。このレーベルから1997年に「STANDARDS/MAMORU MORI」が出た。ベテランの森守、テナーが主体だがフルート、ソプラノを吹くマルチ奏者。日本のビッグバンドの雄、ニューハード・オーケストラに6年在籍してソロイストとして活躍していたというが認知度は今ひとつが正直の所。退団後に森の実力を対外的にアピールする本格的なCDが今回のもの。編成は森の他は3リズムのワンホーンジャズである。ピアノは青木弘武、ベース、山口彰、ドラム、山下暢彦の強力なリズムセクション。森は自然体で縦横無尽にのびのびとしかも太くて良く唄うソロはジャズの王道を行くもので正に本領発揮の作品に仕上がった。演奏は全14曲。オリジナルはなく良く知られたスタンダードが占め馴染めるものばかり。"Falling In Love With Love"ミディアムテンポで森の暖か味のあるテナーが親しみ易い。"All The Things You Are"アップテンポにのって森の流麗なソロが展開され、青木のピアノが続く。"Smoke Gets In Your Eyes"森のバラード。ムディーにじっくりと歌い上げる。"Golden Earrings"フルートに持ち替え美しいメロディをストレートに吹いているのが良い。
199610.11録音

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