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2007年5月30日 (水)

期待のピアニスト野本秀一の初リーダー作

Img_1128 九州を拠点に活躍しているピアニストの野本秀一。プロ活動から7年経て待望の自主制作の初リーダー作「At the Bar/Syuichi Nomoto Trio」がリリースされている。メンバーは九州ジャズの重鎮達のベース、井島正雄にドラムスがYAS岡山という本邦を代表する優れたジャズメンで幾つもの名演を生んでいる。野本は重量級サイドメンを得て才能を存分に発揮した作品に仕上がった。野本のピアノはバップに根差した正統派のハードバップを趣向するメインストリーマー。奇をてらう事無く真向勝負のハードバップはジャズのエッセンスが存分に詰め込まれている。最近もマイナーレーベルの"What's Now"から2作目のリーダー作でP・ワシントンとJ・コブの大御所とトリオ作をリリースして期待はさらに高まる。このデビュー作でも普段通りの姿を投影していてブルージーな野本の魅力が端的に出た逸品。演奏は全10曲で野本のオリジナル3曲の他はスタンダードで野本の全貌が聴ける。C・ウォルトンの"Holly Land"は野本のルバートからインテンポに入ってなじみのテーマから奏でるスインギー演奏。オリジナルの"Another Time Another Place"は野本のスローバラードできれいなメロディが心に残る。スタンダードの"I'll Close My Eyes"は出だしのベースのテーマが意表をつき井島がフィーチュアーされる。"So In Love"は野本のグルーブ感のあるソロワークが光る。オリジナル"Bartender Blues"はブルージーで黒さが横溢した演奏でベストプレイ。
Syuichi Nomoto(p)Masao Ijima(b)Yas Okayama(ds)2001.12.12,13録音MARCH WERK 6121 

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