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2007年5月25日 (金)

二村希一の初リーダー作

Img_1115 長くサイドメンとしてジャズシーンで活躍していながら脚光を浴びる機会が無かったピアニストの二村希一。活動開始から四半世紀を経て初リーダー作「AFRICAN MARKETPLACE/FUTAMURA KIICHI」がAKETA'S DISKから2002年にリリースされた。AKETA'S DISKはジャズピアニストでオカリーナ奏者、製作者の顔を持つ今や伝説的な明田川荘之氏が主宰し70年代中期から独自路線を歩む稀有なレーベル。二村希一といってもピンと来るファンはそう多くないと思う。マスメディアが殆んど取上げないからだ。しかし多くのジャズメンから信頼され順応性の高さと趣味の良いバッキングは比類がない。今迄リーダー作が無いのが不思議なくらいだ。このCDは2000年秋から2001年初頭にかけてレギュラーメンバーで”アケタの店”に出演した時収録したもの。テナー、アルトの2管3リズムで知名度より実力本位の布陣が二村の音楽性を表している。二村はバップに根差した明快なタッチと唄心が持ち味。一度聴いたら素晴らしさに魅了される。全7曲でメンバーのオリジナル1曲にジャズメンオリジナル6曲。B・ハリスの"NASCIMENTO"はラテン調で手拍子が入る楽しい演奏。C・ウォルトンの"BOLIVIA"は宮野のアルトソロが光る。H・シルバーの"VIVA AMOUR"はテナーの高橋をフィーチャーしJ・クックを連想させる音色がいい。C・ヘイデンの"FIRST SONG"はベースの高尾を大きくフィーチャーし各プレヤーのソロも見事でアルバムのベストに挙げられる。D・ブランドのタイトル曲"AFRICAN MARKETPLACE"はd出だしから4分近くに及ぶ原田のドラムソロ、メロディアスなソロには非凡さがうかがえる。

二村希一(p)宮野裕司(as)高橋康廣(ts)高尾幸宏(b)原田俊太郎(ds)2000.9、2001.1 MHACD-2602

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