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2007年5月 4日 (金)

アート・ファーマー晩年のライブ演奏

Img_1023 晩年はフランペットを多用しマイルドな音色で魅了していたアート・ファーマーは常にジャズシーンの中核的ま位置に君臨していた。決してイノベイターではないが節目節目でインパクトのあるサウンドで注目を集めていた。今回はファーマーの最晩年のCDで1997年米MONARCHからリリースされた「Art Farmer/LIVE AT STANFORD JAZZ WORKSHOP」。メンバーがすごいテナーにハロルド・ランド、ベースがルーファス・リード、ドラムがアルバート・ヒース、ピアノがサンフランシスコ拠点にしているビル・ベルでマッコイタイプのピアノを弾く。ファーマーはフランペットを吹いているがフランペットは単純にはトランペットの豊かな音量とフリューゲルホーンの温かみのある音を結合させ音色。後期で1991年のenja盤「SOUL EYES」や1994年Arabesqueの「THE COMPANY I KEEP」でフランペットを吹いている。テナーのH・ランドは力量あるジャズマンだがなぜかこれまでファーマーとの共演は聞かない。活動地域の違いが理由だったのだろうか。ランドも昔と比べ大分スタイルがモーダルに変貌している。演奏は全体的にオーソドックスなものでファーマーの知性のある冷静なプレイは健在だ。全7曲。モンク3曲にD・ダメロン、K・ドーハム、H・ランド各1曲にスタンダード1曲の構成。ダメロンの"IF YOU COULD SEE ME NOW"はファーマーの美しいバラードでベテランの味が出ていて素晴らしい。ドーハムの"BLUE BOSSA"   テーマのあとランド、ファーマー、ビルの快調なソロが展開される。ランドの"RAPTURE"ランドのモーダルなプレイが新鮮さを呼ぶ。"BORN TO BE BLUE"はランドのバラード。モンクの"STRAIGHT NO CHASER"フロント二人の熱気溢れるハードバップ、アルバム最後を飾るに相応しい演奏。 
1996.8.5 MONARCH  MR1013

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