« 隠れたテナーの森守が本領発揮 | トップページ | 井島正雄とリチャード・ワイアンズの共演 »

2007年5月 8日 (火)

鈴木宏昌晩年のトリオ盤

Img_1034 「コルゲン」の愛称で親しまれていたピアニスト、作編曲家の故鈴木宏昌。古くは菊池雅章とともに日野皓正のグループの中核を担っていた存在だった。1969年日野の初期の傑作「ハイノロジー」で鈴木のプレイが聴ける。鈴木もジャズファンに惜しまれつつ2001年5月逝去」された。その鈴木の最晩年のリーダー作がマイナーレーベルの「Star]から1997年にリリースされた。鈴木の愛称をタイトルにした「Colgen Color/SUZUKI HIROMASA TRIO」。ジャズシーンの最前線で活躍しながら何故か代表作が思い浮かばなかったがこれは鈴木の本質を最高に表現したCD。このトリオ盤鈴木が満を持して発表した作品だけに内容は充実。ベース、ドラムのメンバーも本邦を代表する実力者がサポートする。鈴木の円熟味が増した新主流派の濃密な演奏が展開されており、まさしく鈴木宏昌の代表作に挙げられる。演奏は全8曲。ジャズメンオリジナルが5曲にスタンダード3曲。"Summer Night"テーマはスローテンポ、アドリブパートで快調に飛ばし、後半に坂井のベースがフィーチュアーされる。F・ハバードの"Little Sunflower"印象深いメロディで鈴木が縦横無尽のソロをとる。J・Jジョンソン"Lament"美しいメロディの曲ミディアムテンポで鈴木が快適にスイングする。スタンダードの"Alone Togeter"アップテンポに乗って面目躍如の演奏を展開し鈴木の実力を示すもの。

鈴木宏昌(p)坂井紅介(b)村上寛(ds)1996.10録音 STAR97001


世界の逸品
世界の逸品

|

« 隠れたテナーの森守が本領発揮 | トップページ | 井島正雄とリチャード・ワイアンズの共演 »

「趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/200184/6308879

この記事へのトラックバック一覧です: 鈴木宏昌晩年のトリオ盤:

« 隠れたテナーの森守が本領発揮 | トップページ | 井島正雄とリチャード・ワイアンズの共演 »