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2007年5月 6日 (日)

リッチー・ヴィタルの力演

Img_1027 スイスにあるTCBは良質のジャズをコンスタントにリリースする隠れた名レーベル。今年アルトの大森明のグループで来日したNY派トランペッターのリッチー・ヴィタル2作目のリーダー作が1996年「The RICHIE VITALE QUINTET featuring Ralph Lalama」としてリリースされた。ヴィタルのTCB初デビューは1988年「DREAMSVILLE」でフロントにアルトのゲーリー・バーツを配していて生きの良いハードバップを聴かせていた。2作目はテナーにベテランで根強い人気のラルフ・ララマ、ピアノのタード・ハマーとドラムのタロー・オカモトは前回と同じ。ビタルは渋めの地味のプレヤーという印象を受けるがジャズ本流を行く実力プレヤー。T・ハマーは「SHARPNINE」に数作のトリオのリーダ作がある。T・オカモトは大阪出身で在米30年。1977年にProgressiveからサディク・ハキム・トリオの「RESURGENCE」を録音している。演奏は全身全霊をかけたハードバップでジャズの王道を行くもの。全7曲ヴィタルが3曲提供しスタンダードが4曲。ヴィタルの"Barry's Blues"バリー・ハリスに捧げたファンキーな曲。"mariko"日本の友人に因んだ曲でヴィタルが快調に飛ばす。バラードメドレー"I Will Wait For You""I'm A Fool To Want You"はヴィタルのバラードプレイ。美しいメロディをじっくり奏でヴィタルの実力を示す演奏。"Just One Of Those Things"はフロントの熱演が光る、ララマのモブレーばりのブローがいい。"Time On My Hands"ミディアムテンポのグルービーな演奏。これはハードバップの魅力を存分に発揮した演奏といえる。

RICHIE VITALE(tp)RALPH LALAMA(ts)TARDO HAMMER(p) PAUL GILL(b)TARO OKAMOTO(ds)1996.4.12,13 Smalls Jazz Club、NYC録音 TCB96402

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