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2007年4月13日 (金)

ウェストコーストジャズの再現

Img_0959 ウェストコーストジャズの全盛期、レスター派のテナー奏者として鳴らしたビル・パーキンス。当時を記録したパシフィックジャズにはMJQのピアニスト、ジョン・ルイス名義の「グランド・エンカウンター」や自身の「オン・ステージ」が人気作として知られているがもう半世紀前の古いものだ。そのパーキンスが90年代後期に2管のバップ編成のCDが米アリゾナ州フェニックスにある「WOOFY」レーベルからリリースされている。「Live at CAPOZZOLI’S/Bill Perkins-Steve Huffsteter Quintet」の双頭バンド。WOOFYは1993年活動を開始し、ウェストコーストのジャズメンのライブ・レコーディングを手掛けるレーベル。ラインアップを見るとC・フォンタナ、C・カンドリ、B・クパー、B・シャンク、B・ホールマンなどかつて名を成したジャズメンのカタログがズラリと並ぶ。B・パーキンスのテナーも過去のレスター派からスタイルの変貌がうかがえる。スムースで流れるような音色からワイルドなフィーリングに変わったように感じる。S・ハッフステッターはS・ケントン楽団の出身で秋吉ータバキン・ビッグ・バンドに登用され実力は折り紙つき。リリシズムを湛えたトランペットが持ち味。ピアノは数多い吹込みのあるF・ストラッゼリの歯切れのいい明快なソロが光る。全8曲、ジャズメン4曲、スタンダード2曲、オリジナル2曲。ハッフステッダーのオリジナル"Steamroller"はファンキーな佳曲。モンクの"Well You Needn't""Straight No Chaser"
味わい深い演奏。白人のジャムセッションの力強い演奏とベテランの旨みが相まってハードバップの醍醐味が味わえる作品。

Bill Perkins(ts,ss)Steve Huffsteter(tp,fgh)Frank Strazzeri(p)Tom Warrington(b)Kendall Kay(ds)1997.11.1,2録音

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