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2007年4月15日 (日)

白人実力派トランペッターのボビー・シュー

Img_0966 秋吉敏子=タバキン・ビッグ・バンドに在籍して数度の来日で人気のあるトランペッターのボビー・シュー。B・シューが一躍有名になったのは1978年に秋吉敏子がプロデュースし、日本のDiscomateから出たB・シューのワンホーンによる初リーダー作「Debut」で当時大きな反響を呼んだ。それまでの秋吉のビッグバンドでS・ハッフステッダーとトランペットセクションの花形からソロイストとして踏み出した。今回は90年代中期に創設された米「Double-Time」レーベルからリリースされた「Bobby Shew/Tribute To the Masters」。ジャズの大御所達に捧げた作品集。実はこのCD、ダブルタイムレーベルの記念すべき第一作になる。現在では100枚近いカタログがあり、マイク・レドン、ハル・ギャルパー、ティム・アマコスト、ブルース・バースなどベテラン、中堅の渋いアルバムが多くある。このレーベル、最近近況が伝わって来ないのは寂しい。B・シューはアート・ファーマーやコンテ・カンドリに影響を受けた人。中音域を活かした豊かな唄心とセンスの良さが信条。フリューゲルホーンではA・ファーマーを連想させる叙情的なソロが魅力。2管の相手はこのレーベルのオーナーのJamey Aebersold、ピアノは過去にレコーディンしているSteve SchmidtでW・ケリー並みのグルービーなソロは逸品で隠れた逸材。演奏は全9曲、全て偉大なジャズメンの曲。H・シルバー、T・モンク、D・ガレスビー、B・ゴルソン、C・ブラウン、D・ブルーベック、C・パーカーらだ。C・ブラウンの"Tiny Capers"は1954年「JAZZ IMMORTAL」の懐かしいトラック。D・エリントン"In A Sentimental Mood"はフリューゲルホーンのワンホーンでアイデア豊かなソロが印象に残る。B・ゴルソンの"Whisper Nopt"はミディムバウンスの卓越したソロとテナーもH・モブレイを思わせる演奏。これは自然体の中に完成されたジャズの魅力がある。

Bobby Shew(tp,fgh)Jamey Aebersold(ts,as)Steve Schmidt(p)Tyrone Wheeler(b)Ed Soph(ds)1995.3.19,20録音
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