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2007年4月16日 (月)

気楽に聴けるワンホーンジャズ

Img_0967 トリスターノ派、エバンス派とか自然に口に出る。過去に影響を受けスタイルを継承したピアニストに言う言葉。今回紹介するニュージーランド出身のピアニスト、アラン・ブロードベントもそう言われて来た一人。ニュージーランドのODEからリリースされた「FINE AND DANDY」。トランペットのワンホーンジャズ。誰がリーダーとも書かれていないがメンバーのクレジットがA・ブロードベントが先頭に書かれているので実質的なリーダーではないか。トランペットのGeorge Chisholmは英国生れ、M・ファーガスンやサッド・ジョーンズのビッグ・バンドやオーケストラで腕を磨いて来たベテラン。リズムセクションはA・ブロードベントのトリオ。このトリオ1984年のブロードベントの最高作といわれるニュージランドのKiWi Pacific盤「Song of Home」と同一メンバー。ブロードベントとは長く行動を伴にして気心の知れた仲。ブロードベントのピアノはヴォーカルのアイリーン・クラールの歌伴をやっていたのでツボを心得たバッキングが冴える。単純にエバンス派一辺倒ではなくセンスの良い洗練されたタッチとグルービーなフィーリングは名手T・フラナガンを感じさせる。全10曲。殆んどが良く知られたスタンダード。"Autumn Leaves"はストレートなテーマからアップテンポでミュートが鳴る、ギブソンのブラッシュワークが快適にスイングする。"Bye Bye Blackbird"もミュートによるミディアムテンポのグルービーな演奏。ポーターの"I Love You"は意表を突く出だし。トリオによるテーマからアドリブに入る、終盤にペットが入って来る展開になる。ChisholmのトランペトやフリューゲルホーンはA・ファーマーを思い起こさせるソフトなサウンドで聴き易い。難しいことは何ひとつなくスタンダードを気軽に楽しむ趣向のジャズでタイトル通りの「Fine and Dandy」そのもの。

Alan Broadbent(p)George Chisholm(tp)Andy Brown(b)Frank Gibson(ds) MANU1367

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