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2007年4月24日 (火)

バーニー・ケッセルに捧げる田辺充邦のデビュー盤

Img_0980 ジャズギター奏者の田辺充邦を初めて生で聴いたのは2005年の夏、ストリーミングのライブ放送をしている湘南ビーチFMの葉山マリーナでのライブであった。当日はピアノの袴塚淳のグループの一員として出演していた。ギターソロやバッキングでグループでも一際輝いたプレイをしていたのが田辺のギター。それに惚れ込んで会場のCD販売で購入したのが今回のスキップレコードから出た「Bernie's Tune/Mitsukuni Tanabe」。これは田辺のデビュー盤になる記念すべきCD。CDのメンバーのベース古西ただあき、ドラムの井川晃も当日参加メンバーで親近感が余計にわいたのだ。CDのサブタイトルに「TRIBUTE TO BARNEY KESSEL」とクレジットされている。50~60年代に西海岸で活躍したB・ケッセルに捧げられている。しかし田辺はB・ケッセルだけでなくオクターブ奏法で人気が高かったウェス・モンゴメリーにも造詣が深いプレヤー。明快なソロとスイングする音楽性はジャズの楽しさをストレートに伝える。編成もピアノを排してギタートリオを中心にトロンボーンを加えている所もユニークで新鮮さが出ている。演奏は全11曲。ギタートリオ5曲、トロンボーン入り3曲、ドラムレストリオ1曲、ベースとのデュオ1曲、ギターソロ1曲の多彩な組合せ。田辺の唯一のオリジナル"Overdrive"はボーンとのユニゾンのテーマからスイング一直線のグルービーな演奏。"Bewitched"はライブでも取上げた曲親しみ易いスインギーナ曲。タイトル曲"Bernie's Tune"はトロンボーンとギターのからみが見事。"Sippin' at bells"はモンゴメリータッチが出る演奏、井川のブラシュワークが素晴らしくアルバムの白眉といえる。"Teodora"はドラムレストリオによるバラード。片岡がロマンティックに唄い上げる。

田辺充邦(g)古西ただあき(b)遠山晃司(b)井川晃(ds)片岡雄三(tb)2004.2.24,25録音

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