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2007年4月19日 (木)

少ないキーター・ベッツのリーダー作

Img_0972 ベース奏者のキーター・ベッツはC・ミンガス、R・ブラウン、P・チェンバース、S・ジョーンズなどに比べればネームバリューはマイナーかも知れない。しかし1970年代に名手T・フラナガン・トリオの一員に参加して名演を残した事実はジャズ史のページを飾る業績といえるのでないか。K・ベッツといってもこれといったアルバムがすぐ浮かばない。やはりT・フラナガン・トリオのものになる。1975年ヴォーカルのエラ・フィッツジェラルドの来日時にフラナガン・トリオと吹き込んだ「A DAY IN TOKYO」が日本のポリドールからリリースされたのと1977年にPABLOから出たフラナガントリオの「MONTREX’77」が印象に残る。今回は自身がプロデュースし、1998年にリリースした「BASS BUDDIES&BLUES」。2作目もメンバーを若干変えてリリースして多いに気を吐いている。ベッツの持ち味は強力なウォーキングベースでタイムキームする事だ。堅実無比なプレイが身上。この辺が地味なプレヤーといわれる所以かも知れない。ここでも自己主張することなくサポートして皆を鼓舞する役割を演じている。他のプレヤーはトランペットのピート・ミンジャー、Cベイシーに10年在籍した実力派、ピアノは最近売れているビル・チャーラップ、良く歌うソロで人気が高い。演奏は全11曲でメンバーのオリジナルが9曲うちベッツが5曲提供。スタンダード3曲。タイトル通りブルースを多く取上げている。ベッツの"CALM BEFORE THE STORM"はミンジャーのブリリアントなソロが凄い。"LOVE FOR SALE"チャーラップのメロディアスなソロはさすがでまたベッツのベースが迫力満点。ベッツの"SOME KINDA MEAN"は60年代の再現のようなファンキーな曲。"QUIET NIGHTS"はベッツを大きくフィーチャーする。これは派手こそないがモダンジャズの良さを感じさせる良い演奏と思う。

Keter Betts(b)Pete Minger(tp)Jerry Weldon(ts)Bill Charlap(p)Steve Abshire(g)Dennis Mackrel(ds)1998.2.13録音

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