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2007年4月25日 (水)

ヨーロッパのアルト奏者ジョージ・ロバート

Img_0982 スイス出身でアルト奏者のジョージ・ロバートはジャズの本流を行く世界的なジャズマン。80年代中期から欧州、米国を中心に活動しているがメジャーデビューは1988年の米「コンテンポラリーレコード」から出た自身の3作目「SUN DANCE」ではないか。トランペットのトム・ハーレルとの双頭コンボでハードバップの最前線を行く傑作。T・ハーレルとは1987から6年間行動を伴にし5枚のCDをリリースするなどG・ロバートの音楽人生を決定ずけるものとなった。今回は人気実力が定着しサイドメンとして参加した2002年伊「Philology」からリリースされた「Live  in Taormina」。これは伊のピアニストGiovanni MazzarinoをリーダーとしてG・ロバートを全面的にフィーチュアーしたもの。言い換えればG・ロバート・カルテットといっていい。ロバートはスイスTCBや独Monsなどに多数のCDがある。アルトの名匠フィル・ウッズの流れを汲み流麗なフレーズとのびやかな音色は魅力タップリ。リズムセクションはイタリアのジャズメン。ピアノのGiovanni Mazzarinoはモダン派でR・ガーランドを思わせるタッチに魅力がある。ロバートも客演の形で多少おとなしめに吹いているように見受けられるが十分に彼の特徴が出ていて密度は高い。演奏は全5曲。M・ウォルドロンの"Soul Eyes"以外はスタンダード。"Soul Eyes"のバラードはアルト、ピアノの情感を湛えた入魂の演奏。"Like Someone in Love"はテーマをストレートに流した後、ミディアムテンポでスインギーに展開する。古いスタンダードの"East Of The Sun"は淀みない流麗なソロはロバートの真骨頂で圧巻、ピアノも好演。

George Robert(as)Giovanni Mazzarino(p)Nello Toscano(b)Paolo Mappa(ds)2001.9.5録音Philology W 224.2

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