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2007年4月29日 (日)

新境地を開く大森明のリーダー作

Img_1003 本邦のアルト奏者として世界に通用し人気実力とも最右翼に挙げられるのが大森明。今回紹介するCDは実に自身12年振りのリーダー作になるという。10年に及ぶ米国修行の成果としての初リーダー作から4作目が2001年に「BOP CITY RECORD」から「PRIME MOMENTS/AKIRA OMORI meets SADANORI NAKAMURE」がリリースされた。昨年の夏には5作目がNYの盟友らと「RECURRENCE」も出ているが未聴。このところ意欲的に活動を展開しているのは頼もしい限りだ。プライム・モーメンツはそれまでのバップ色の濃いものから一転、ピアノレスによる新しいフォーマット。旧知の仲のギタリスト、中牟礼貞則との共演は永年の夢だったという。過去の大物達との顔合わせとは違い気心の知れた仲間のセッションは悪いはずがない。ピアノを排して音楽の自由度を高め随所に新鮮なサウンドが聴かれ成功している。ベース、ドラムも堅実なサポートに徹していて好感が持てる。演奏は全9曲。大森(中牟礼との共作1曲含)のオリジナルが4曲、スタンダードが3曲にジャズメンが2曲。全般に大森の特徴あるアルトが支配していて存分に楽しめる。V・ヤングの"BEAUTIFUL LOVE"はいつ聴いてもしびれる曲。マイルスの"LITTLE WILLIE LEAPS"は大森のアルトが大活躍の後リリカルなギターソロが続てフォーバースに入る。"LENNIE DAYS"はクールサウンドのイメージの演奏でベースの重厚な音が響く。ショーターの"FOOT PRINTS"大森がソプラノに持ち替えるリズム、サウンドともモーダルな演奏。大森の"CONFUSION"はアップテンポにのって流麗なソロは大森の実力を示すもの、中牟礼の感受性のきいたソロがご機嫌。スタンダードの"ALL OF YOU"フォービートのハードバップ、アルトが良く唄い心地よいスイング感でグルービーな演奏。

大森明(as,ss)中牟礼貞則(g)上村信(b)Forris Fulford(ds)2001.5.28,29録音

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