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2007年4月 9日 (月)

テナー奏者チャーリー・ラウズ最晩年のリーダー作

Img_0954 長くセロニアス・モンク・カルテットの不動のテナーマンとして君臨していたチャーリー・ラウズ。1993年米UPTOWNからリリースされたラウズの最晩年のリーダー作を紹介します。「Charlie Rouse/Soul Mates」Featuring Sahib Shihabと大きくクレジットされている。このCD、メンバーの3人の没後にリリースされたもの。チャーリー・ラウズ、サヒブ・シハブ、ウォルター・デイビスの3人。1988年録音でラウズの死の直前になる。ラウズはモンクの死後、80年代にはモンクのドラマー、ベン・ライリーらと「SPHERE」なるモンクゆかりのバンドでモンクを踏襲するかのように活動していた。共演のマルチリード奏者のサヒブ・シハブが珍しい。1963年の欧州録音「サヒブス・ジャズ・パーティ」で知られる。ここではバリトンに専念。古くはモンクと共演歴があるというからラウズと共通している。メンバーは他にクラウディオ・ロディティ、C・ブラウン系のトランペーター、リズムセクションはベテランのウォルター・デービス他若手のセクステットが基本編成。このメンバー、ジャズの屋台骨を支えてきたジャズメン。全11曲でジャズメンオリジナルが殆どを占める。T・マッキントッシュ、T・モンク、R・ブライアント、M・ウォルドロン、O・ペティフォード、T・ダメロンとそうそうたる顔ぶれ。ラウズのテナーはモンク時代と変わらないスタイルと音色で安定感抜群。3管で6曲、ラウズとロディティの2管が1曲、ラウズ、シハブの2管が1曲とラウズノワンホーンが1曲と曲により多彩な編成が楽しめる。"Bohemia After Dark"はバップ臭が濃い演奏で緊張感が増す。"Bittersweet"でラウズの美しいバラードは好演。ベテランジャズメンによるモダンジャズのエキスが横溢した入魂の演奏と思う。

Charlie Rouse(ts)Sahib Shihab(bs)Claudio Roditi(tp)Walter Davis(p)Santi Debriano(b)Victor Lewis(ds)1988.7.6,7 RVG録音 UPTOWN 27.34

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