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2007年4月20日 (金)

ハードバップを推進する渡辺文男

Img_0973 50~60年代の熱き燃えるジャズを今日に伝えるドラマーの渡辺文男。旺盛なジャズスピリットは比類がない。正統派ドラマーを継承しハードバップ一筋、地道に信念を貫き通すジャズ魂に感服させられる。今回は2003年にAKETA’S DISKから出た「BornTo Music/Fumio Watanabe Band」。これは渡辺と数々の共演しているピアノの元岡一英が「アケタの店」に於けるライブを録りためていたテープから満を持してCDをプロデュースしたものだ。渡辺にとって実に20年振りのリーダー作になるという。そういえばテイチクから出た1982年の「Groovin' High」以来か。正に渡辺の音楽性をストレートに表現した逸品。メンバーは古くからの盟友で元岡とテナーの高橋知己は共に道産子で竹馬の友。10年程「北海道バンド」で活動していた。又俊英トランペッターの岡崎好朗の参加もスリルに満ちたサウンドを形成している。全12曲でジャズメン8曲にスタンダード4曲。インストとヴォーカルを収録。インストは2管、テナーのワンホーンにピアノトリオ。ヴォーカルは2曲にチコ本田と初めての録音する渡辺が1曲の多彩なプログラムが興味をひく。J・J・ジョンソンの"Lament"は岡崎のトランペットが光る。T・ジョーンズ"Ray EI"は渡辺のブラシュワークが抜群に冴える。モンクの"Sanfransisco Holiday"とT・ジョーンズの"Like Old Times"はピアノトリオで元岡の円熟したピアノがグルービー。スタンダードの"I fall In Love Too Easily"この美しいバラードを渡辺はビックリするほどの若々しいノドを聞かせる。ジャケットを見て欲しい。赤いジャンパーを身につけた姿、まだまだ活躍に期待がかかる。

渡辺文男(ds)岡崎好朗(tp)高橋知己(ts)元岡一英(p)小杉敏(b)チコ・本田(vo)2002年春

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