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2007年4月27日 (金)

ジョー・ラバーベラのリーダー作

Img_0985 ジョー・ラバーベラはジャズ界に大きな影響を与えたビル・エバンス・トリオの晩年のドラマー。巨人エバンスに抜擢されただけに順応性が高く小技のきいたサポートは比類がない。そのラバーベラが90年代後半に西海岸のロスに在住しているジャズメンが集まって「Jazz Compass」レーベルを立ち上げた。このレーベル、シリアスなジャズをリリースする事で知られている。今回初期の2001年にリリースされたJ・ラバーベラのリーダー作「The Joe La Barbera Quintet/LIVE!」を取上げる。Jazz CompassはJ・ラバーベラの他にトランペットのクレイ・ジェンキンス、ベースのトム・ワーリントンらが共同で参画しプロデュースしている。ラバーベラはクインテットを率い、自らのプロデュースで最近2枚のリーダー作をリリースして健在ぶりを示している。トランペットのC・ジェンキンスもこのレーベルの重鎮。S・ケントンやC・ベイシーなどビッグバンド畑を多く経験し実力は折り紙つき。ブリリアントな力強い音色はハードバップの王道を行くもの。ピアノのB・カンリフは西海岸で活躍している中堅ジャズマンでエバンス的なセンシティブなピアノが持ち味。演奏は全7曲。ラバーベラの2曲にジャズメン5曲。ジャズメンはT・モンク、F・ハバード、S・ロリンズ、M・ウォルドロンなど。ハバードの"On The Q.T"はオープニングのドラムソロからユニゾンのテーマ後各人が気合のはいったソロを展開する。モンクの"Evidence"はテーマのあとジェンキンスの力感のあるトランペットが冴え、シェパードのモーダルなテナーが続きアルバムの佳作。マルの"Soul Eyes"はジェンキンスのトランンペットをフィーチャーしたバラードプレイ、カンリフのピアノも光る。ラバーバラのオリジナル"Kind Of Bill"はエバンスに捧げたもの。カンリフのエバンスの思いを込めてルバートで奏でる。シェパードがソプラノで情感を湛えたソロあとインテンポになり印象に残る曲。最後はA・ブレーキーに捧げた"Message From Art"ジャズメッセンジャーズを思わせるファンキーな曲。ドラムソロを交えてハードバップの醍醐味が味わえる演奏。

Joe La Barbera(ds)Cray Jenkins(tp)Bill Cunliffe(p)Bob Sheppard(ts,ss)Tom Warrington(b)1999.11.4 Jazz Compass JC1004

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