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2007年4月 3日 (火)

オランダのスインガーJACK VAN POLL

Img_0945 ヨーロッパには米国に匹敵する有能なジャズピアニストを多く排出している。今回紹介するオランダのジャック・ヴァン・ポール(JVP)もまさしくその一人。ざっと欧州のピアニストを見るとスペインT・モントリュー、仏G・アルバニタ、M・ヴァンダー、R・ユルトルジュ、M・ソラル、オランダP・ヤコブス、S・スリンガー、伊M・ファラオなどは趣味の良い魅力的な主流派ピアニスト達である。JVPは最近澤野工房から2006年の最新作がリリースされ健在振りが伝えられと共に国内での認知度も高まった。今回は80年中期の絶頂期に自身のレーベルSeptemberから出て一頃良く聴いていた「TREE-OH IN ONE」。これはピアノトリオで彼の本領が発揮された作品。ヨーロッパのピアニストというとクラシカルでスイングしないイメージがある。しかしJVPはアメリカライクなグルービーなノリが信条でハードバップの音楽性を重視して他のエバンス派ピアニストとは明らかに一線を画す。演奏曲は全10曲。スタンダード4曲にジャズメン4曲とメンバーのオリジナル2曲の構成。T・モンクの"Straight No Chaser"の快調なのりから始まる。スタンダード"Old Folks"のバラードは逸品。D・ガレスピーの"Night In Tunisia"R・ウェストンの"Hi-Fly"で豪快にスイングして楽しませる。全般にベースの重厚な音がズシリと腹に響く。JVPは欧州でも類まれなスインガーと思う。JVPは2002年にオランダChallengeレーベルから「Live in CAPE TOWN」もリリースしていてこれも聞き逃せない作品。

JACK VAN POLL(p)HEIN VAN DE GEYN(b)DRE PALLEMAERTS(ds)1986.4.27,28録音

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