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2007年4月 4日 (水)

J・マクリーン後期の親子共演

Img_0946 アルトの大物ジャッキー・マクリーンが逝ってから丁度一年。振り返って見ると17歳でバップの巨匠のC・パーカー、B・パウエル、T・モンク達と共演したというから当時から怪物だった。マクリーンの甘みを湛えた独特な音色に見せられたファンも多くいる。正に脳裏に焼きつく魔性の音だった。人生の後期は後進指導や息子とのセッションなど思いのままに送っていたのだろう。今回はそんな時期のCDで1990年にマイナーレーベルのTORILOKAから出た「DYNASTY/The Jackie Mclean Quintet Featuring Rene Mclean」とクレジットされルネを前面に出した親子共演である。マクリーンは大雑把にアルバムを年代で見るとプレスティジ、ブルーノート、ステープル・チェイスの時代があり、それぞれ魅力あるアルバムで夢と期待を与えてきた。ジャズシーンの先端を走り変貌も遂げクリエイティブな姿勢を保ち続けた。DAYNASTYのマクリーンはいつものマクリーンで音は良く鳴り旋風の如きソロで持ち味を出している。一方のルネはコルトレーンライクな先鋭的なサウンドで明らかに個性の違いが出ている。全10曲。親子のオリジナル6曲とピアノのホテップ・イドリス・ガレタが2曲他。B・バカラックの"House Is Not Home"はJ・マクリーンのワンホーン、完璧なマクリーン節が聴けて出色の出来。ガレタ以下のリズムセクションも好演して全体に緊張感が漂い熱気に溢れた演奏である。

Jackie Mclean(as)Rene Mclean(ts,ss,fl)Hotep idris Galeta(p)Nat Reeves(b)Carl Allen(ds)1988.11.5録音

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