« J・マクリーン後期の親子共演 | トップページ | ソニー・クリスの再来ダイラン・クラマー »

2007年4月 5日 (木)

C・ベイカーに捧げるフィル・アーソ

Img_0947 著名なジャズメンの没後にゆかりの人が回顧する作品を作る事は珍しい事ではない。故人と生前に共演経験の有無の違いは作品に賭ける重みも違って来る。50年代にスターダムにのし上がったトランペットのチェット・ベイカー。そのチェットのコンボで共演したテナー奏者のフィル・アーソがチェットを回顧するCDをJazzed Mediaからリリースした。「Phil Urso & Carl Saunders/Salute Chet Baker」。C・ベイカーとP・アーソの共演作はアルトのA・ペッパーが加わった「PLAYBOYS/Chet Baker&Art Pepper」チェットのクインテットに加わった「Chet Baker&Crew」のパシフィックジャズとフレッシュサウンドの「Chet Baker Quintet/At The Forum Theater」、60年代にもマイナーレーベルに共演作がある。P・アーソはビッグバンド畑からソロイストに転出した人でZ・シムスなんかに比べ地味な存在。しかしチェットとは馬があったのか幾度と無く共演を重ねている。演奏は全11曲。全てチェットが過去に演奏したものばかり取上げている。2管でのユニゾンによるテーマの展開はハードバップ全盛期を思い起こさせる。"For Minors Only"" Line For Lyons""My Funny Valentine"などチェットの十八番の選曲。P・アーソは昔に比べて太い音でレスター色が薄くなった感じを受ける。サウンダースのトランペットもチェットを彷彿させる雰囲気がありムード満点。リズムセクションは西海岸のジャズメン。この演奏はよき時代のハードバップが堪能出来る。

Phil Urso(ts)Carl Saunders(tp)Keith Waters(p)Colin Gieg(b)Paul Romaine(ds)2002.10.24,25録音 Jazzed Media JM1001

|

« J・マクリーン後期の親子共演 | トップページ | ソニー・クリスの再来ダイラン・クラマー »

「趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/200184/5951240

この記事へのトラックバック一覧です: C・ベイカーに捧げるフィル・アーソ:

« J・マクリーン後期の親子共演 | トップページ | ソニー・クリスの再来ダイラン・クラマー »